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睡眠時無呼吸症候群(SAS:sleep apnea syndrome)

原因・病態

「10秒以上の無呼吸が1時間以上の睡眠中に5回以上出現する状態」と定義される。

○閉塞型(OSAS):上気道の閉塞によって無呼吸が生じる。肥満、扁桃腺肥大、短頸・小顎があるとなりやすい。

○中枢型:呼吸中枢の異常によって起こる。

主な症状

  • 睡眠中の無呼吸による睡眠の中断、日中の眠気
  • 起床時の頭痛、倦怠感
  • 居眠り

検査

○ポリソムノグラフィー
呼吸気流センサ
+血中酸素飽和度
+脈拍
+胸郭運動
+脳波
をモニターする。

※重症例では鼻呼吸気流センサ+血中酸素飽和度のみの簡易型検査機器でも判定可能。

治療

  • 飲酒・睡眠薬は避けるよう指導
  • 減量
  • 経鼻持続陽圧呼吸(nasal CPAP)
  • 耳鼻科的手術
  • 歯科装具

関連図(OSAS)