胃炎(gastritis)
原因・病態
急性胃炎と慢性胃炎とに分けられる。胃粘膜の炎症。
①急性胃炎
非ステロイド性抗炎症薬、高濃度のアルコール飲酒、精神的・肉体的ストレス、激辛食品、アニサキス、ヘリコバクター-ピロリ感染症などが誘因となり引き起こされる胃粘膜の充血・浮腫・好中球浸潤などの急性の炎症が生じる。
急性胃粘膜病変、急性胃粘膜障害とも呼ばれる。
②慢性胃炎
胃腺(胃底腺・幽門腺)の減少・萎縮とリンパ球・形質細胞を中心とした炎症細胞浸潤を特徴とする。
分類
主な症状
- 心窩部痛
- 上腹部不快感
- 上腹部膨満感
- 吐き気
- 嘔吐
- 胸焼け
- 食欲不振
- 吐血
- 下血
治療
- 誘因の除去
- 薬物投与(酸分泌抑制薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬)
- 安静
- ヘリコバクター-ピロリの除菌
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