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関連図が書けない。アセスメントが苦手…、観察項目が思いつかない!そんな人必見!看護実習で持っていると便利な本5選。

看護師に憧れて看護学校に入学したはいいものの、実習記録が大変で、記録が書けない、寝れない、身にならない、の三重苦で苦しんでいる方は多いのではないでしょうか。

看護師に多いのが、きょうだいや親が医療関係者であること。家族の知識を活用して助言をもらっている人も私の周りにもいました。中には財力にものを言わせて本を買い漁る人も。

家族は医療関係者どころかそもそもいないし、お金はない苦学生だし、頭がいいわけでもない。そんな私は近所の大きな本屋さんで立ち読みをしたり、学校の図書館で本を読み、実習で学びを深めることができました。

その中で特に役に立った本を紹介します。

病態生理・看護計画にお困りの方へ

最強の一冊。私の3年間のお供。

絵を用いた疾患の病態生理、症状の説明に加えて、使用するスケールや基準、看護問題から計画まで網羅。基本的にはこの本と、医学書院の教科書があれば、必要最低限の看護師として必要な知識は得られます。方針や優先順位もわかるため、まずはこの本の計画をもとに立案し、個別性に応じアレンジをしていけば良い看護計画が出来上がります。

また、繰り返し使用することで、徐々にこの本がなくても看護の方針が見えてくるようになります。その段階まで行くと、情報が不足していることに気付いたり、必要な看護問題の取捨選択ができるなど、実習が楽になるだけでなく、看護の楽しさを実感することでしょう。

関連図が書けない方へ

とにかく関連図が苦手な人向け

看護記録の中でも、関連図が苦手という人も多いのではないでしょうか。

そんな方に最適なこの本。乗っている疾患や症状であれば、この図を写しておけば間違いなし。

最初の本は関連図が弱い印象。その弱点を補ってくれます。基礎実習などの初めはそのまま写していれば良いと思います。

しかし、私は関連図がしっかりかければその他も自ずとかけるようになると考えています。

関連図には、病態から症状、現在の治療から必要な看護まで全てが詰まっています。病態に適切な薬品が使用されていることを理解すると、薬学もとても楽しく感じますよ。

アセスメントが苦手、という人も多いですが、関連図の流れがアセスメントそのものです。

例えば、COPDの病態を例に挙げてみましょう。

この関連図から、

喫煙→気管支壁の繊維化→末梢気道管腔の狭小化→気流制限→口すぼめ呼吸

という部分を文章化すると、

「Aさんは喫煙歴が○年あり、喫煙により気管支壁の繊維化が起こっていると考えられる。繊維化により末梢気道管の狭小化に繋がっており、結果として気流制限が生じ、代償に口すぼめ呼吸が出現していると考えられる。」

となります。

アセスメントが苦手、という人にも関連図の本はオススメです。

病態生理を関連図と結びつけて整理したい人向け

こちらは病態と関連図がより詳しく書かれた一冊。

症状の機序を知りたい場合に非常に重宝します。

関連図⇄機序が頭の中で整理されることで、何を観察すれば良いのか、どのような治療が行われているのかも理解しやすくなります。患者様が苦しむ症状を理解できれば、その苦痛の緩和もできるようになり、看護の質も上がることでしょう。

基準値・スケールは必携

その場で答えることが求められる実習では、頭に入りきらない検査値やスケールなどが山ほどありますね。クイックノートシリーズは、看護実習における暗記パンのような存在。

ただ暗記力の高い人間が看護師に向いているわけではないと考えます。

高校卒業後にすぐ看護を学んでいる方たちにとっては、この意識の切り替えが非常に大切です。

学校教育のテストでは記憶力が高ければ良い点数が取れ、高い評価を得やすいです。

もちろん、記憶力が高いことに越したことはないですが、基準値やスケールは使いこなせて初めて意味をなします。資料は見てもいいのです。その上で、現状をどうアセスメントするかが大切です。

この本質を間違えぬように、クイックノートは持ち歩きましょう。

終わりに

 本屋さんに行くと、とても読みきれないほど、選べないほどたくさんの看護に関する本があります。どれも必要そうに感じたり、いざ使ってみるとあまり使い勝手がよくなかったりといったことがよく起きます。

 使える時間やお金、本との相性にも個人差はあります。しかし、少なくとも私はこれらの本のおかげで良い実習となりました。余裕があれば、少し中を見て、良さそうなものを使ってみるのも良いでしょう。取捨選択ができない!という場合にはぜひ参考にしてみてください。

看護

Posted by tobi