要領良くスマートな人間になりたいあなたへ
“頭が良い”と聞いて、あなたはどのような人を思い浮かべますか?
身近にいる人や芸能人、東大生など思い浮かべた人はそれぞれだと思います。
その方々に共通することは “要領の良さ” ではないでしょうか。
要領の良さに焦点をあててみましょう。
目次
勉強ができる≠要領がいい
頭のいい人は知識も豊富であり、計算などもはやい。そして視野が広く、論理的に物事を考えることができる。当然勉強もできるでしょう。
しかし、昔勉強のできたクラスメイトも、大人になるにつれて、大したことないと感じたことはないでしょうか。
学校の勉強、とりわけ定期テストは記憶力がものをいいます。
範囲が限られており、量も多くないため、単純に指定された範囲を覚えることができれば高い点を取ることができます。
ところが、社会に出て仕事に関すること、資格の勉強などになると、途端に範囲は膨大になり、その範囲も指定が曖昧になります。
適切な情報を収集して、優先順位をつけて行動を選択していかなくてはなりません。
ただ暗記さえできればよかった勉強と、思考や行動選択に関与する要領の良さがイコールではないことが伝わりましたでしょうか。
要領の良さを身につけるには
ずばり “逆算すること” 、 “全体を見通すこと” ができれば自ずと身につきます。
そのなかでもいくつかポイントがあります。
①目標を明確(具体的)にする
目標の大小にかかわらず、何が真の目的かをはっきりさせる必要があります。
例えば、資格を取ることが目標だとします。
このとき、要領の良くない方は、ただひたすらに勉強をします。ひたすらに勉強を続けられることはひとつの能力だとは思いますし、それで資格が取れないということはないでしょう。
しかし、資格を取得するという目標において、資格試験で満点を取る必要はないのです。確実に合格できる点数をコンスタントに取れれば良いわけで、必要最低限の労力で済みます。
そこで重要になるのが、合格点は何点なのか、自分は現状で何点取ることができ、あと何点程度必要なのかを明確にすることです。そうすることにより、必要以上に労力を費やすこともなく、効率的に目標達成に向かうことができます。
②点で物事を見ず、面で見る
つまり広い視野をもつ、ということですが、「それができたら苦労しない」という声が聞こえて来そうです。ところが、実は誰もが自然と行えていることなのです。
あなたはコンピュータがどのように画像を送信しているかご存知でしょうか。
細かく分解して、相手に送り、それを組み上げることで画像を再現しています。
人間は絵や写真を見るときに細かく分解して捉えているでしょうか。
パッと見て、動物の写真、富士山、キャラクターの絵など瞬時に捉えています。
物事は視覚化しにくいため、絵よりは分かりづらいかもしれませんが、その能力は誰もが持っています。
〇〇ってつまりこういうことだよね
◇◇さえできれば良いわけだ
とシンプルに考えることがポイントです。
核となるもの、共通する要素を考えるとシンプルに物事を捉えやすくなるかもしれません。
③取捨選択する
目標の明確化にも関連しますが、不必要なものを捨てることができる判断力と決断力が大事です。
不要な物や部分は切り捨てたほうが時間的にも内容的にも効率が良いです。
なにが大事かわからない、心配で捨てられない、という方は決断力が不足していることが多いかもしれません。
誰にでも失敗はあるもの。一度思い切って捨ててみて、やはり大事だと感じたら反省をして次へ生かす、このサイクルが大事です。
④論理的に物事を考える
失敗したら反省を糧に改善していくということを上記で述べましたが、原因⇨過程⇨結果と論理的に物事を考えることが必要です。根拠もなくダメだと思い改善しないのでは成長しません。
ビジネスでは古くから用いられるPDCAサイクルが、今はさまざまな分野で叫ばれるようになったことも、広く一般的に必要とされる能力であることが判明したからかでしょうか。
ちなみに看護では根拠を常に求められます。行き当たりばかりでは命を危険にさらすこともあるのです。その一方で根拠のない指導が含まれていることもあることは余談です。
また、SE時代に経験しましたが、プログラミングはエラーに必ず原因があり、解決しなければエラーは出続けます。また、無理に回避させてもどこかで綻が生じます。
ひょっとすると、この論理的思考がすべてにおいて共通して大切な要素かもしれません。
おわりに
環境説や遺伝説など諸説ありますが、思考や行動などの習慣は小さい頃の方が習得が早く、その後の人生にも影響します。
しかし、人間は成長する生き物なので、何事も遅いということはないと考えます。
自分の可能性を信じて、未来を切り開きましょう。
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