がんばりすぎて疲れた心と体に。“気づき”から始まるセルフケア習慣【看護師・心理のプロが伝える】

日々の忙しさで自分の体や心の声を見失いがちなあなたへ。最新の脳科学・心理学、そして現場経験をもとに、「気づき」がもたらす変化と実践法をやさしく解説します。
目次
「なんとなく不調」
「気づけば毎日へとへと。やることは終わらないのに、休むことに罪悪感すら感じる…」
こんな自分、なんだかダメだなって思ったこと、ありませんか?
実は、看護師の現場でも、「自分のことが後回しになりすぎて疲れてしまう」悩みは本当に多いんです。
私も夜勤明け、コンビニごはんで済ませて、眠気に勝てずお風呂もサボってしまう…そんな日々が続き、「こんな自分でいいのかな」と立ち止まったことが何度もあります。
- 「夜遅くまでスマホを見て寝不足」
- 「ストレス発散のつもりがついお菓子やお酒の量が増えてしまう」
- 「人にはやさしくできるのに、自分には厳しくしすぎる」
こんな“小さなあるある”に一つでも心当たりがあれば、今日の記事できっと新しいヒントが見つかります。
“気づき”ひとつで心と体のセルフケアがもっと楽になる
最新研究と現場の実感どちらも共通しているのは、「自分の状態に気づく=セルフケアの出発点」だということ。
「何となく不調」にもちゃんと理由があり、そこにほんの少し意識を向けるだけで“行動”も“気持ち”も自然に変わりはじめます。
“気づき”がもたらす驚きの変化~脳・心理科学的な視点と現場体験~
「“私のせい”ばかりにしがちな毎日。でも、ふと立ち止まって自分を観察してみるーーそれが健康を取り戻す第一歩。」
私はこれまで看護・保育・学校現場で多くの方と接してきて、一番大きな気づきは「本当の意味で自分にやさしくできる瞬間は、まず“気づく”ことから生まれる」ということです。
最近の脳科学・心理学の研究では、「自分に起きていることへ気づきを持つ」人ほど、生活習慣の改善やストレス対処がしやすい傾向があるとわかっています。 たとえば次のような日常の場面、思い当たりませんか?
- 「最近なんとなく疲れやすい。…夜遅くのスマホ時間が増えたかも?」
- 「なんでイライラするのかな…ご飯をきちんと食べてなかった?」
- 「友達と話したあと、なぜか気持ちが軽くなった気がする」
こうした“小さな自分観察”が、「生活習慣を見直す気持ち」や「明日からできる健康習慣」につながり、習慣化しやすくなるんです。
忙しいナース仲間と、「昨日ぐっすり寝たら肌の調子が違った!」と話したり、保育園の子どもたちが「早く寝た日は朝起きるのが気持ちいい」と笑顔で教えてくれる。
こうした日常の声、それが「実感として腑に落ちる気づき」になり、忙しい大人でも行動を無理なく変えやすくなります。
“頭で考える”だけでなく“自分の気持ち・体感で納得した行動”は、挫折しにくく続きやすいのです。
日常へ活かすヒント~毎日を変える「気づき習慣」
- 夜、ベッドに入る前「今日いちばんホッとした瞬間」を思い出してみる
- 朝の支度をしながら「今日できそうなセルフケア」を一つ考えてみる
- 散歩中に五感(空気のにおい・鳥の声など)を味わう
- 日記やスマホメモで「今日気づいたこと」を記録する
私の場合、「夜にお茶を飲みながら3分だけ今日の自分を褒めるメモ」を習慣にしたら、不思議と翌日の体調が違うことに気づきました。
“気づかないまま頑張る”より、“ちょっと観察してあげる”だけで、心も体も驚くほど回復します。
今日からできる!簡単セルフケア「気づき」アクション集
- 1日の終わりに、よかったこと・疲れたこと各1つメモ
- 「今日一日、おつかれさま」と自分に声がけ
- 歩きながら空を見上げる/深呼吸してみる
- 「やらなきゃ」より「これならできそう」なことを一つ決めてやってみる(例:ストレッチ5分だけ・お茶をゆっくり味わう etc)
忙しい日は「スマホメモに気づきの一言だけ入力→寝落ちOK」、週末は“自分をねぎらうプチご褒美”も忘れずにしています。小さな「自分をいたわる習慣」が、続けるほど変化を感じられるようになりますよ。
ポイントまとめ
- あなた自身の「気づき」が、体・心・生活改善の原動力になる
- 日常で“観察→発見→習慣”のサイクルを回すだけでOK
- 難しいテクニック不要、今日から気軽に始められる方法がたくさん
- 看護・教育・保育現場のリアルな体験も日々のヒントになる
「あなたが今日、ひとつだけ自分にやさしくできたこと。それだけで100点です!」
無理せず、今日できるペースで自分観察を始めてみましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません