【疲れたとき、どうしてる?】ラテンアメリカの若者に学ぶ「心が軽くなるヒント」

目次
なんかもう疲れた…そんなとき、ありませんか?
「なんかもう疲れた…」
そんなふうに思う日、ありませんか?
予定はこなしてるけど、気づけば心が置いてけぼり。誰かと話しても、なんだかスッキリしない。
私が保健室にいたころも、「理由はわからないけど、ずっと不安」「笑えない」と話す子がたくさんいました。
今回は、そんな気持ちを抱えたラテンアメリカの若者たちが、「どんな方法で心を保っていたのか?」を調べた研究をご紹介します。
小さなヒントが、あなたの気持ちをふっと軽くしてくれるかもしれません。
大切なのは“自分にやさしい行動”
ラテンアメリカの若者たちが心の回復に役立てていたのは、特別な治療ではなく、日常にある「やさしい選択」でした。
- 誰かと笑う
- 少し外を歩く
- 料理や音楽を楽しむ
- 思いきって休む
心が疲れたときは、「自分をいたわる小さな習慣」が回復の力になるのです。
若者たちが使っていた「心の回復リソース」とは?
この研究は、うつや不安を抱える112人の若者(15〜24歳)に1年間の追跡調査を行い、
「どんな方法でつらさと向き合っていたか」を聞きました。
よく使われていたのはこの5つ!
💬 1. 人とのつながり(ソーシャルサポート)
- 家族や友だちに話す
- 誰かと一緒に過ごす時間
- 「話さなくても、そばにいるだけで安心」
「母はいつも私の味方で、失敗しても責めないで応援してくれる」
(18歳・男性)
🌿 2. 自分なりの工夫(ポジティブな考え方、セルフトーク)
- 「大丈夫、明日はきっと少しマシ」
- 気持ちを整理するために予定を立てる
- 自分に話しかける、感情を認める
🎨 3. 気分転換になる趣味(料理・アニメ・ゲーム・音楽など)
- スイーツを作る・ゲームをする・アニメを見る…
- 「つらいときはキッチンにこもってお菓子作り」
- 一人時間も、気分を切り替える大事なきっかけに
🏃♀️ 4. 体を動かすこと(散歩・運動)
- 散歩・ジム・サッカー・バスケなど
- 「歩くうちに頭がスッキリする」
💤 5. リラクゼーション(睡眠・呼吸・瞑想)
- 寝る・深呼吸・瞑想
- 「疲れたら無理せず布団に入る」
芸術活動は“向き合い方”が大切
面白いことに、芸術活動だけに頼っていた人は、回復していない傾向も。
アートそのものは素晴らしい表現手段ですが、うまく使わないと「自分を責めてしまう」こともあるんです。
💡だからこそ大切なのは、「いろんな方法を組み合わせる」こと。
今日からできる、小さなセルフケア
「じゃあ私には何が合うかな?」と思ったら、まずはこの中からひとつだけ試してみませんか?
🌱 例えばこんなこと:
- 気になってた映画を観てみる
- 友だちに「ちょっと話聞いて」とLINEしてみる
- ベランダでコーヒーを飲む時間を作る
- 今日はもう寝ちゃう!と決める
私は最近、「寝る前に5分だけ深呼吸して、スマホを置く」をやってます。
たったそれだけで、夜のざわざわが少し落ち着きました。
「変わらなきゃ」じゃなくて、「ちょっと試してみようかな」でOK。
あなたの脳も、ちゃんとその変化を受け取ってくれますよ。
あなたにとっての“回復のカケラ”を見つけよう
☑ この記事のポイント
- 若者が頼っていたのは…
- 人との関わり
- 身近な楽しみや趣味
- 気持ちの整理の工夫
- 体を動かすこと
- しっかり休むこと
- 芸術活動は“ひとりで抱え込みすぎない”工夫が大事
- 複数の方法を組み合わせることで効果アップ!
心が疲れているとき、無理にがんばらなくてもいい。
「ちょっとやってみる」だけで、あなたの心は少しずつ回復に向かいます。
今日も、ここまで読んでくれたあなたに、そっとエールを送ります🌼
参考文献
Resources used by young people to overcome mental distress in deprived settings in Latin America: a qualitative study. Toyama M, Vilela-Estrada AL, Ariza-Salazar K, Osorio Jaramillo I, Ramirez-Meneses D, Flores S, Carbonel A, Olivar N, Carbonetti FL, Fung C, Stanislaus Sureshkumar D, Brusco LI, Gómez-Restrepo C, Diez-Canseco F, Priebe S.
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