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【心が不安になるのはなぜ?】過去の経験が「今の私」に影響する理由

自分の子供の頃を思い出して不安になっているイラスト

こんなふうに感じていませんか?

「なんだか最近、心がザワザワする…」
「楽しいはずのことも、なぜか素直に喜べない…」

そんなふうに感じる日、ありませんか?

仕事・家事・子育てに追われて、気づけば “がんばりすぎている”自分
ふとした瞬間に、昔のつらい記憶や、過去の人間関係の傷が思い出されて、胸が苦しくなることもあります。

私自身、看護や保育の現場で何度も悩みました。
「どうして自分だけ、こんなに不安なんだろう」って。

そんな疑問を感じているあなたへ。
この記事では、

  • なぜ過去の経験が今の不安や落ち込みに影響するのか?
  • どうすれば心が少しラクになるのか?

を、脳科学と心理学の視点からやさしく解説します。
あなたの心が少しでも軽くなるヒントになりますように。

✅心がざわつくのは「脳のクセ」のせいかもしれません

子どもの頃のつらい体験(ACEs:逆境的小児期体験)は、
大人になってからの 不安や落ち込みにも影響すると言われています。

その理由は、脳の「危険」や「楽しさ」を感じるセンサー(神経回路)が、
過去のストレスによって変化してしまうから。

でも大丈夫。
この脳の反応を知るだけでも、自分を責めすぎずに心を整えるきっかけになります。

🔍なぜ「昔のつらさ」が今も心に残るの?

「なんで今さら昔のことが…?」
そう感じる方もいるかもしれませんね。

実は、子ども時代に受けた 強いストレスやトラウマ体験(ACEs) は、
私たちの脳に “サバイバルモード” をインストールします。

サバイバルモードとは?

  • 家庭の不和や虐待、無視などを経験した子どもの脳は、
     「また危険が起きるかもしれない」と警戒し続ける回路をつくります。
  • その結果、大人になってもその回路が「オン」のままで、
     ちょっとした刺激にも不安や緊張を感じやすくなるのです。

これは「あなたが弱いから」ではありません。
脳があなたを守ろうとしている正常な反応なのです。

🧠脳の研究でも明らかに

脳波(EEG)の研究では、ACEsが多い人ほど、

  • 「嫌な画像」に強く反応(P300/LPP反応が大きい)
  • 「楽しい画像」に鈍感になりがち(Cue-P300やSPNが低下)

という傾向が見られます。

つまり、“イヤなこと”には敏感で、“楽しいこと”には鈍くなる
そんな「脳のクセ」ができあがってしまうんです。

📖現場での実感:脳と心はつながっている

私は保育士として働いていたとき、
子どもたちの小さなトラブルに 過剰に反応してしまう自分に悩んだ時期がありました。

「また何か起きるんじゃないか」と、不安が頭から離れなくなる──
今思えば、それも脳のサバイバルモードが続いていた証拠だったのかもしれません。

でも、それは「心が弱いから」ではなく、
過去の経験が脳の反応を変えてしまっただけ

だからこそ、「なぜ自分はこう感じるのか?」を知ることが、
自己否定から抜け出す第一歩になるのです。

📝今日からできる、心を守るコツ

「じゃあ、どうしたらいいの?」

ここからは、脳のクセと上手に付き合うための実践方法を紹介します。

✅ ① 自分の反応に「ラベル」を貼ってみる

不安を感じたとき、「またダメだ…」ではなく、
「あ、これは脳のサバイバル反応かも」とひと呼吸置く。

私はよく、心がざわついたときに「守りモードなんだね」と声をかけています。
それだけで、心のスペースが少し広がる気がするんです。

✅ ② 小さな楽しみを“意識的に”取り入れる

脳は楽しいことに鈍感になりやすいため、
→ 意識的に「五感を使った幸せ」を増やしましょう。

  • 好きな音楽を流す
  • おいしいお茶をゆっくり味わう
  • 小さな幸せをメモする

私は、寝る前に【今日のよかったこと】を3つ書く習慣にしています。
最初は難しくても、続けるうちに少しずつ「嬉しいアンテナ」が育ちます。

🌱あなたの感じ方は「あなたのせい」じゃない

  • ACEs(子どもの頃の逆境体験)は、大人の心にも影響を与える
  • 「不安になりやすい」のは、脳があなたを守ろうとしている証拠
  • まずは「脳のクセ」として受け止めて、自分を責めないことが大切
  • 小さな楽しみで、心と脳に“安心”を届けよう

📮あなたへメッセージ

あなたの感じ方は“脳のクセ”です。決して、あなた自身が悪いわけではありません。

心の仕組みを知ることは、やさしさのはじまり。
あなたの心が、今日も少し軽くなりますように——。

参考

心理学

Posted by tobi