共感力と「心を読む力」で助け合い上手に!看護師がやさしく解説する助け合い心理学

目次
助け合いは「共感」だけじゃない?
「困っている人を見て、つい手を差し伸べたくなる」
「でも、相手の気持ちがわからず、どうサポートすればいいか迷うことも…」
そんな経験、ありませんか?
実は「共感力」と「心を読む力(メンタライジング)」の両方が、助け合い行動(プロソーシャル行動)を生み出すカギだと、最新の心理学研究でわかってきました。
この記事では、
✅ 共感とメンタライジングが助け合いを生む仕組み
✅ どんな人が助け合い上手なのか
✅ 今日からできるコミュニケーションのコツ
を、看護師&養護教諭の視点でわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 共感力と心を読む力の違いと役割
- 職場や家庭で助け合いを引き出すコツ
- 自分や子どものコミュニケーション力を伸ばすヒント
共感も“心を正しく読む力”もどちらも大切!助け合いの行動を後押しします」
“人を助ける力”を伸ばしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
共感力が高い人は助け合い上手!
共感とは、相手の感情を自分のことのように感じる力。
最新研究では、感情的なストーリー動画を見た後、参加者の“助けたい気持ち”が大きく高まることが明らかになりました。
【図解】共感と助け合いの関係
状況 | 助けたい気持ち(平均値) |
---|---|
感情的な動画 | 高い |
中立的な動画 | 低い |
患者さんが涙を流していると、自然と“何かしてあげたい”と思うんです。これも“共感力”の力!
「心を読む力」=メンタライジングも大切
メンタライジングとは、相手の気持ちや考えを推測する“心を読む力”。
この研究では、動画の登場人物の心の状態を正しく推測できた人ほど、「助けてあげたい」と感じやすいことが示されました。
【比較図表】心を読む力と助け合い意欲
メンタライジング正解 | 助けたい気持ち |
---|---|
正しい推測 | 高い |
間違った推測 | 低い |
“相手の気持ちを正しく想像できること”が、実際の助け合い行動につながるのです
共感とメンタライジング、どちらが大事?
- 共感の方が助け合いへの影響は大きいですが、メンタライジングも独立して助け合いを促すことが判明!
- 両方をバランスよく高めることで、より良い人間関係やチームづくりが可能です。
新人看護師時代、患者さんの“本音”が読めず空回り…。今は“この人はどんな気持ち?”と考えるクセがついて、自然とサポートがうまくできるようになりました。
今日からできる!助け合い力アップのコツ
✅ おすすめアクション
- 相手の気持ちを想像してみる
- 感情的な話には“共感”を意識してリアクション
- 共感力を高める本でスキルアップ
- 日常会話で「今どんな気持ち?」と聞いてみる
❌ NGな行動
- 「自分には関係ない」と思ってスルーする
- 相手の気持ちを決めつけてしまう
“心を読む力”が高すぎて、友達に“エスパー看護師”と呼ばれたことも(笑)
共感+心を読む力で助け合い上手に!
人を助ける行動は“共感”と“心を読む力”の両輪で生まれる!
記事の要約やポイント
1. 共感は助け合い行動を強く促進
2. メンタライジングも独立して助け合いを高める
3. 両方を意識してコミュニケーション力を磨こう
今日から“共感”と“心を読む力”を意識して、助け合い上手を目指しましょう!
参考文献
- Lehmann, K. et al. (2022). Empathy and correct mental state inferences both promote prosociality. Scientific Reports.
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36217015/
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