AIに悩み相談はアリ？セラピストと比べてわかった“安心できる境界線”
目次
AIに悩み相談しても大丈夫？その答えが気になるあなたへ
「夜中にふと不安になって、誰かに話したい。でも友達や家族には言いにくい…」
「最近よく聞くAIチャットボット、悩み相談にも使えるの？」
そんな疑問を持ったこと、ありませんか？
私も心理学の専門家として、「AIに相談してみたけど、なんだか物足りなかった」という声をよく耳にします。
この記事では、AIチャットボットとプロのセラピストの“悩み相談”の違いを、
- どんな悩みにAIが向いているのか
- どんなときに専門家に頼るべきか
- 実際のやりとりや体験談
をわかりやすく解説します。
「AIも上手に使いこなして、心の健康を守りたい！」
そんなあなたに、ぜひ最後まで読んでほしい内容です。
AIは“気軽な共感”が得意。でも深い悩みには限界も
AIチャットボット（ChatGPTやReplikaなど）は、
- 「あなたの気持ち、わかります」「大丈夫ですよ」といった安心感や励ましは得意
- リラックス法や自己啓発のアドバイスもすぐに教えてくれる
- でも、悩みの核心に迫る“なぜ？”の深掘りや、個々の背景に合わせた対応は苦手
- さらに、危機的な状況（自殺念慮など）には十分対応できません
たとえば…
「夜中に“つらい”とAIに打ち明けたら『あなたは一人じゃないよ』と返ってきて、ちょっとホッとした。でも翌朝もモヤモヤは残った」という体験談も。
セラピストは“深掘り”と“安心のプロ”
一方で、プロのセラピストは
- 相談者の話をじっくり聞き、「どうしてそう思うの？」と深く掘り下げてくれる
- 個別の状況や性格に合わせてアドバイス
- 必要なら自分の体験も交えて、信頼関係を築く
- 危機的な状況では、緊急対応や適切なサポートもできる
私の現場体験：
「“なぜそう感じるの？”と聞かれて初めて、自分でも気付かなかった気持ちに気づけた」という声が多いです。
AIでは“褒め上手”な返事が多いですが、本当に心の奥に触れるのは人の力だなと実感します。
AIの面白いポイント＆注意点
- AIは褒め上手！
「すごいですね」「よく頑張ってますね」とポジティブな言葉が多いのが特徴 - 知識のシェアは得意
ストレス対処法やリラックス法など、すぐに教えてくれる - でも危機対応はNG
深刻な悩みや命に関わる相談は、必ず人の専門家に頼りましょう
AIは“気軽な相談相手”、本当に困ったらプロに頼ろう！
AIチャットボットは、ちょっとした不安や孤独感にはとても便利な“心のサポーター”！
- すぐに話せて、励ましやリラックス法ももらえる
- でも、深い悩みや危機的なときは、プロのセラピストに相談を
- AIと人、それぞれの“得意”を上手に使い分けるのがコツ！
AIも活用しつつ、本当に困ったときは迷わず専門家に相談してくださいね！
参考文献
- 論文タイトル：Comparing Chatbots and Licensed Therapists: A Mixed Methods Study of Responses to Scripted Mental Health Scenarios
- 論文リンク：https://mental.jmir.org/2025/1/e69709