“自分をコントロールできる人”は自己愛が強い?最新心理学研究が示す意外な真実

この記事では、「自己制御(セルフコントロール)」と「自己愛(ナルシシズム)」の関係について、最新の心理学研究をもとに、日常やドラマのようなシーンを交えながら分かりやすく解説します。
「つい感情に流されて後悔した」「自分に自信が持てない」「自己肯定感を高めたい」――そんな悩み、ありませんか?自己制御や自己愛は、現代人の大きなテーマです。
実は、自己制御力が高い人ほど“健康的な自己愛”を持ちやすく、逆に自分をコントロールできない人ほど“危険なナルシシズム”に陥りやすいことが分かってきました。
「自己制御」と「自己愛」のちょうどいいバランスを知ることで、自己肯定感や人間関係をもっとラクにするヒントが得られます。
自分を大切にしながら、もっと上手に感情をコントロールしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
要点
- ポイント1:自己制御力(セルフコントロール)が高い人ほど、健全な自己愛(ヘルシーなナルシシズム)を持ちやすい。
- ポイント2:過度な自己愛(病的ナルシシズム)は自己制御力とは逆相関。つまり「自分をコントロールできる人ほど、危険な自己愛にはなりにくい」。
自己制御と自己愛――あなたはどちらタイプ?
従来は自己愛(ナルシシズム)は「自分勝手」「わがまま」といったネガティブなイメージが強く、自己制御とは無縁と考えられがちでした。
実は、健全な自己愛は「自分を大切にし、他人にも優しくなれる」ポジティブな力。自己制御力が高い人は、バランスの取れた自己愛を持ちやすい一方、過度な自己愛(病的ナルシシズム)は自己制御の低さと関連していることが最新研究で明らかになりました1。
この研究は、複数の国や文化圏で大規模アンケートを実施し、自己制御と自己愛の関係を横断的に比較した点がユニーク。
「自己愛=悪いもの」ではなく、「自分を大切にする力」と「自分をコントロールする力」が両立すると、人生も人間関係もうまくいきやすいことが分かりました。
逆に、自己制御が苦手な人ほど「病的ナルシシズム(自分勝手で攻撃的)」に陥りやすい
という傾向が世界中で共通してみられることが分かっています。
具体例でイメージしよう

- 【例1】「ダイエット中だけど誘惑に負けてしまう」→自己制御が低いと自分に甘くなりがち。でも、成功体験を積むと“自分を認める力”が育つ。
- 【例2】「SNSで自慢ばかりする人」→病的ナルシシズムの傾向。自己制御が弱いと、他人を見下すことで自分を保とうとしがち。
- 【例3】「失敗しても前向きに立ち直れる人」→健全な自己愛と高い自己制御力の持ち主。自分も他人も大切にできる。
日常生活への応用・アドバイス
- 今日からできること:
「自分の感情や行動をちょっと立ち止まって見直す」「小さな成功体験を積み重ねて“自分を認める”習慣をつける」ことで、自然と健全な自己愛が育ちます。 - NGな行動:
「自分を責めすぎる」「他人と比べて落ち込む」「感情のままに行動してしまう」ことは、自己制御も自己愛も下げてしまう原因に。
まとめ
自己制御力が高い人ほど、健全な自己愛を持ちやすいことがわかりました。健康的な自己愛は、自己制御力を高めることで育ちます。
自分を責めすぎず、小さな成功体験から“自分を認める”習慣を始めましょう。
今日から“自分を大切にしながら、感情をコントロールする”一歩を踏み出してみてください!
参考文献
- 論文タイトル・リンク:
Self-Control and Narcissism: A Meta-Analytic Review Across Cultures
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/10888683221145756
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