本ページはプロモーションが含まれています

“数字の感じ方”は脳が環境に合わせて変えていた!数の相対コーディングの正体

スーパーで商品を比較している画像

スーパーで買い物をしているとき、「どっちの袋のほうが多いかな?」とパッと見で比べたこと、ありませんか?
あるいは、友達とお菓子を分けるとき、「こっちのほうが多い!」と直感で感じた経験もあるはず。

でも、その“数字の感覚”って、実は私たちの脳がどうやって作っているか、考えたことはありますか?
今回ご紹介するのは、「数字の感じ方」が脳の中でどんなふうに生まれているのかを解き明かした、ちょっとワクワクする最新の脳科学研究です!

記事の要約やポイント

  • 脳は「絶対的な数」と「相対的な数」を使い分けている
  • 状況によって“多い・少ない”の感覚が変わるのは、脳の仕組みだった
  • 数字を見るときは、文脈や周りの情報も意識しよう

脳は数字をどう感じている?

りんごの対比

これまで、「脳は数字をそのまま、絶対的な値として覚えている」と思われていました。
でも実は、脳はもっと柔軟で、状況や周りの情報に合わせて“数字の感じ方”を変えていることが分かったんです。

たとえば、10個のリンゴがあるとき、ほかにたくさんのリンゴが並んでいれば「ちょっと少ないな」と感じるし、1個だけしかないときは「すごく多い!」と感じることも。
脳は、目の前の“数そのもの”だけじゃなくて、周りの状況も一緒に考えて「多い・少ない」を判断しているんですね。

どんな実験をしたの?

点がバラバラに並んだ画像を見ている画像

研究チームは、参加者にいろんな数の点が並んだ画像を見てもらい、「どっちが多い?」と答えてもらう実験をしました。
その間、fMRIという機械で脳の動きをチェック。

すると、視覚を担当する脳の部分(視覚野)では“数そのもの”をしっかり見分けていましたが、考える力をつかさどる前頭や頭頂の部分では、周りの状況に合わせて“数字の感じ方”を柔軟に変えていることが分かったんです。

まとめ

数字をイメージしている人の画像

この記事では、「私たちの脳が、数字を絶対的にも相対的にも感じている」という最新研究を紹介しました。

つまり、脳は「ただ数字を覚える」のではなく、「今の状況ならこれが多い・少ない」と、文脈に合わせて数字を感じているんです。
これ、私たちが日常で「なんとなく多い」「ちょっと少ない」と感じるときの正体かもしれません。

日常の「なんとなく多い・少ない」の正体が分かると、数字の見方や判断力がちょっとアップします!

これからは、数字を比べるとき「周りの状況も一緒に考えてみる」と、もっと賢く判断できるかもしれません。
ぜひ、今日から身近な“数字の感覚”に注目してみてください!

参考文献