【心が疲れたときに読む記事】大人にこそ“保健室”のような心の休憩所が必要な理由

目次
「なんとなくしんどい…」そんなとき、保健室に行った記憶ありませんか?
「熱はないけど、授業に集中できない」「なんだかぼーっとしてしまう」
そんな日に、保健室でそっと横になった経験、ありませんか?
学生時代、保健室は“心と体のセーフティネット”のような存在でした。
実はそれ、大人になった今も必要な時間なんです。
「最近、心が重い」「やる気が出ない」と感じているあなたへ、
看護師であり心理学に携わる立場から、心の疲れをケアする「大人の保健室習慣」をご紹介します。
保健室ってどんな場所だった?心と脳のリセット空間
保健室=仮眠・ケガの手当てというイメージがありますが、実際は
「静かな環境で自分に戻れる時間」をくれる空間でもありました。
✅ 例えばこんな体験、ありませんか?
- ただ横になるだけで、少し気分が楽になった
- 先生に「無理しなくていいよ」と声をかけてもらって泣いてしまった
脳はストレスを受けると、体にサインを出します。
・眠気が強い
・食欲が落ちる
・集中力が下がる
これらは「心が疲れているよ」というSOS。
保健室のような空間は、脳を休ませ、気持ちを整理する場所として大切なんです。
脳が疲れるとどうなる?心理と脳科学で解説
脳の中には「扁桃体(へんとうたい)」という、感情の司令塔のような部分があります。
ここがストレスでフル稼働になると、不安・焦り・イライラが強くなります。
さらに、冷静な判断をつかさどる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」の働きが低下し、
いわゆる“考えすぎのループ”にハマってしまうんです。
💡看護師としての実体験
「体は元気なのに、仕事に行くと吐き気がする」「頭痛が治らない」——
検査をしても異常がない場合、心の疲労=脳疲労が背景にあることが多いと感じます。
忙しい大人にこそ「5分の保健室タイム」が必要
大人は、つい「休むこと」に罪悪感を抱きがちです。
でも、ほんの5分でも“心の休憩所”をつくるだけで、気持ちは整いはじめます。
🌿おすすめの「保健室タイム」の取り方
- 朝、スマホを見ずにぼーっとする時間を3分
- 通勤中、リラックスできる音楽を聞いて“自分の感情”を感じてみる
- 昼休みに「今日の気分」を手帳に書いてみる
- 家でアロマや照明を落として静かに過ごす
こうした時間が、「脳を休める」ことに直結します。
感情を言葉にする=自己理解を深める第一歩
心理学では、自分の感情に気づいて整理する力を「メタ認知」といいます。
📝 こんな問いを自分に投げてみてください。
- 「今、どんな気持ち?」
- 「何にモヤモヤしてる?」
- 「何をやめたら少し楽になる?」
この小さな問いかけが、自分の状態を理解する大事なきっかけになります。
保健室タイム=感情を見つめる小さな習慣が、
自分らしく暮らすヒントにつながるんです。
まとめ|「がんばりすぎた自分」にやさしくなる時間を
✔️ 保健室は、脳と心の“リセットスペース”だった
✔️ 脳が疲れると、感情のコントロールが難しくなる
✔️ 忙しい大人にこそ「立ち止まる習慣」が必要
✔️ 自己理解は「問いかけ」と「休息」から始まる
🌟「休んでもいい」それが、自分を守る第一歩です。
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