HSPと脳疲労の関係|繊細すぎて疲れる理由と今日からできる対策

「気にしすぎて疲れる…」「考えすぎて頭が休まらない」——そんなあなたに、脳科学と心理学の視点から“繊細な脳との上手なつき合い方”をお伝えします。
目次
いつも頭がフル回転…そんな日、ありませんか?
✔︎ 人混みにいるだけでぐったり
✔︎ 仕事中、人の顔色が気になって疲れる
✔︎ 一人でいても頭の中でいろんなことを考え続けてしまう
実はこれ、HSP(繊細な気質)×脳疲労の組み合わせで、脳が“オーバーワーク状態”になっているサインかもしれません。
看護師として現場にいた頃、何もしていないのにどっと疲れていた理由は、まさにこの“脳の疲れ”でした。
この記事のポイント:HSPは脳が疲れやすい!
- HSPは周囲の刺激を深く処理するため、脳が疲れやすい
- 疲れの正体は「情報処理しすぎ」による脳疲労
- 休む工夫やセルフケアでラクに過ごせるようになる
なぜHSPは脳が疲れやすいの?脳のしくみをやさしく解説
HSP(Highly Sensitive Person)は、五感と感情のアンテナがとても高い人のこと。
看護や保育、教育現場では実際にHSP傾向の方が多く、「なんで自分だけこんなに疲れるの?」と悩む声もよく聞きます。
脳科学的には、HSPの脳は“情報を深く処理する”構造があるため、他の人がスルーするような刺激にも反応してしまうのです。
🔍 脳の中で働いているのはこんな部分
- 扁桃体:不安や恐怖に敏感になりやすい
- 前頭前野:考えすぎ・反省ぐせが出やすい
- 自律神経:興奮しやすく、休息モードに切り替えにくい
たとえば、人の表情を気にして「怒ってるかも…」と一人で考え込んでしまったり、カフェのざわざわ音が気になって勉強に集中できなかったり…。
そんな“情報の受け取りすぎ”が、脳のバッテリーをどんどん消耗させていきます。
💡 イメージ例:HSPの脳は「超高性能な掃除ロボット」
ゴミ(刺激)を丁寧に拾いすぎて、すぐにバッテリー切れになってしまうのです。
今日からできる!HSP脳のための“やさしい習慣”
繊細な脳にやさしくするには、意識的に「脳の休憩時間」をつくるのがコツです。
- 🕯︎ 五感を休める静かな時間
スマホを見ない・音を遮断・やさしい照明などで脳の刺激をOFF。 - 📝 気づき日記
思考や感情を書き出すことで、脳の“アウトプット”ができてスッキリ。 - 🫶 自分に「やってもいいよ」と許可を出す
「やらなきゃ」ではなく「少しだけでもやってみよう」に変える。
私も毎晩、お風呂のあとに静かな照明でお茶を飲む時間をつくっています。
その10分だけで、翌朝の集中力がまるで違います。
まとめ:脳が疲れやすい自分を責めないで
- HSPの脳はがんばりすぎてしまいやすい構造
- 刺激に敏感なのは「弱さ」ではなく「丁寧さ」
- 情報を処理しすぎない工夫がカギ
- 「脳の休憩時間」は自分を大切にする合図
疲れやすい=感受性が高いあなたの才能の裏返し。
自分にやさしくすることは、毎日を少しずつラクにしてくれます。
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