【実習で毎日泣いてる…】看護学生の涙は恥じゃない！脳科学で解決する5つの方法
目次
なんで私だけこんなに泣いちゃうの？実習のつらさ、わかります
実習先で指導者さんに注意されるたび、涙がポロポロ…。周りのみんなはしっかりしてるのに、なんで私だけ？
「患者さんへの声かけが足りない」「手技が雑」「もっと勉強して来なさい」
毎日のように言われる厳しい言葉。帰り道、電車の中で涙が止まらなくて困ったことはありませんか？
私も看護学生時代、実習が本当につらくて。特に急性期病棟での実習では、ベテラン看護師さんの厳しい指導に毎日泣いていました。「向いてないのかも…」って何度も思いましたし、同じ気持ちの学生さんをたくさん見てきました。
でも安心してください。実習で泣くのは決して恥ずかしいことじゃないんです。
💡 結論：涙は脳からの大切なメッセージ！正しく理解すれば怖くない
実習で怒られて泣いてしまうのは、あなたの脳が一生懸命にストレスから身を守ろうとしている証拠です。
涙 ＝ 弱い人 ではありません。
涙 ＝ 真剣に学ぼうとしている人 なんです。
脳科学と心理学の知識を使えば、この「涙のメカニズム」を理解して、上手にコントロールできるようになります。今日からできる具体的な方法もお伝えしますので、一緒に実習を乗り切りましょう！
🧠 なぜ実習で涙が出るの？脳の中で起きていること
あなたの脳は今、フル回転で頑張っています
実習で涙が出る理由を、脳科学の視点から見てみましょう。私たちの脳には「扁桃体（へんとうたい）」という小さな部分があります。
扁桃体の役割
- 危険を察知するセンサー
- 「逃げるか戦うか」を瞬時に判断
- ストレスホルモンの分泌を指令
実習という慣れない環境で、さらに厳しい指導を受けると：
📍 実習での厳しい指導
↓
🚨 扁桃体が「危険だ！」と判断
↓
💧 涙として感情が表れるこれって、実は正常な反応なんです。
HSP気質の学生さんは特に敏感
私自身もHSP（Highly Sensitive Person）気質があり、人の感情や環境の変化を敏感に感じ取ってしまいます。HSPの方は：
✅ 他人の感情を敏感にキャッチする
✅ 完璧主義になりがち
✅ 刺激に対する反応が強い
✅ 深く考える傾向がある
だから実習での厳しい指導に、人一倍強く反応してしまうのは当然なんです。
実際の現場でよくある場面
【ケース1】バイタルサイン測定時
- 指導者：「血圧の音、本当に聞こえてる？もう一回！」
- 学生の心境：（みんなの前で恥ずかしい…私だけできない…）
- 結果：手が震えて、さらに測定がうまくいかない悪循環
【ケース2】患者さんとのコミュニケーション後
- 指導者：「もっと患者さんの気持ちに寄り添って話して」
- 学生の心境：（一生懸命やったのに…どうすればいいの？）
- 結果：自分を責めて、次の患者さんとの関わりが怖くなる
こんな経験、ありませんか？
📚 看護師になって分かった「厳しい指導」の真実
指導者さんも実は学生思い
現場で働くようになって気づいたのは、厳しい指導者さんほど実は学生のことを心配してくれているということです。
なぜ厳しく指導するのか
- 患者さんの安全を守るため
- 学生の成長を本気で願っているから
- 自分も同じように厳しく指導されて成長したから
- 責任感が強すぎるあまり
私の先輩看護師さんも言っていました：
「厳しく言うのは辛いけど、あなたたちが一人前になってほしいから。甘やかして患者さんに迷惑をかけるわけにはいかない」
涙には実はすごい効果がある！
涙を流すことで、実はこんな良いことが起きています：
🌟 ストレスホルモン（コルチゾール）の排出
🌟 心理的な浄化作用（カタルシス効果）
🌟 自律神経のリセット
🌟 リラックス効果のあるエンドルフィン分泌
つまり、涙は天然のストレス解消法なんです！
✨ 今日からできる！実習の涙対策5つの方法
1️⃣ 「4-7-8呼吸法」で心を落ち着かせる
怒られて涙が出そうになったら、この呼吸法を試してみてください：
🌬️ 4秒で鼻から息を吸う
⏰ 7秒間息を止める
💨 8秒で口からゆっくり息を吐く実際にやってみた学生さんの声
「最初は半信半疑でしたが、3回くらい繰り返すと本当に心が落ち着きました。指導者さんの話も冷静に聞けるようになった気がします」
2️⃣ 心の中で「実況中継」する
客観視することで、感情に振り回されにくくなります：
❌ 「また怒られた…私ってダメ」
⭕ 「今、私の扁桃体が反応してる。これは自然な反応だ」
この「メタ認知」という技術は、心理学でも効果が実証されています。
3️⃣ 「3つの良かった日記」で自信を取り戻す
毎晩、その日の実習で：
✅ 学べたこと1つ
✅ 頑張れたこと1つ
✅ 明日挑戦したいこと1つ
を書き出してみてください。
私の実習日記の例（看護学生時代）
【10月15日】
✅ 学べたこと：清拭の際の声かけのタイミング
✅ 頑張れたこと：患者さんに笑顔で挨拶できた
✅ 明日挑戦：血圧測定をもう一度丁寧にやってみる
小さなことでも構いません。成長を実感することが大切です。
4️⃣ 「感情のラベリング」でストレス軽減
感情に名前をつけることで、扁桃体の興奮を和らげることができます：
「今、私は『悔しい』と感じている」
「『不安』が強くなってきた」
「『恥ずかしさ』で胸がいっぱいだ」
5️⃣ 同期や友達と「感情シェア」する
一人で抱え込まないことが一番大切です。ただし、個人情報などの取り扱いには十分に注意しましょう。
効果的なシェア方法
- LINEで今日のつらかった出来事を送る
- 実習後にカフェで愚痴る時間を作る
- 寮や家でお互いの話を聞き合う
🌈 まとめ：あなたの涙は成長の証拠です
今日覚えてほしい大切なポイント
📌 実習で泣くのは脳の正常な防御反応
📌 HSP気質の人は特に敏感で、それは才能でもある
📌 涙にはストレス解消効果がある
📌 4-7-8呼吸法ですぐに心を落ち着かせられる
📌 小さな成長も認めて自信をつけていこう
💝 心理学者・看護師として伝えたいこと
あなたが流している涙は、決して無駄ではありません。それは真剣に患者さんと向き合い、一生懸命に学ぼうとしている証拠です。
私も実習時代、トイレで泣いた回数は数えきれません。でもその経験があるからこそ、今患者さんや後輩学生の気持ちに寄り添えるようになりました。
今のつらさも、きっと将来の「優しい看護師さん」になるための大切な経験です。一歩ずつ、自分のペースで頑張っていきましょう。応援しています！