😴 「疲れてるはずなのに、なぜか眠れない…」そんな夜、ありませんか?

今日も一日がんばった。やっと布団に入れる…と思ったのに、目を閉じても頭の中がぐるぐる回って眠れない。
「今日のあの言い方、まずかったかな」
「明日の会議、ちゃんと準備できてる?」
「あ、あれ忘れてた!」
気づけば時計は深夜1時。明日も早いのに、焦れば焦るほど目が冴えていく…。
実は私も、看護師として夜勤明けの日や、資格試験の勉強を頑張っていた時期に、何度もこの状態になりました。「寝なきゃ」と思えば思うほど、かえって眠れなくなる。そして翌朝、ぐったりした状態でまた一日が始まる…という悪循環。
でも、これってあなたの気持ちが弱いわけでも、意志の問題でもないんです。実は、脳と自律神経のメカニズムが深く関係しています。
今日は、「夜に頭が冴えて眠れない」理由を脳科学の視点から解説しながら、今夜からすぐに試せる対策をお伝えしますね。
目次
✅ 結論:脳が「興奮モード」のままだから眠れない
夜になっても頭が冴えて眠れないのは、脳が「覚醒モード」から「休息モード」に切り替わっていないからです。
日中の緊張やストレス、スマホのブルーライト、そして止まらない思考…。これらが脳を刺激し続けて、自律神経の「交感神経」が優位なまま夜を迎えてしまうんです。
でも大丈夫。脳の仕組みを理解して、寝る前の過ごし方を少しだけ工夫すれば、自然と眠りやすい状態を作ることができます。
💡 ポイント
睡眠は「スイッチを切る」のではなく、「グラデーションのように移行する」もの。脳にその準備時間を与えてあげることが大切です。
🧠 なぜ夜になっても脳が休めないの?3つの理由
私たちの体には、自律神経という「自動調整システム」が備わっています。
- 交感神経:日中に優位→活動的、集中、緊張
- 副交感神経:夜に優位→リラックス、消化、睡眠
本来なら、夜になると自然に副交感神経が優位になって、体は「お休みモード」に入るはず。でも現代の生活では、このスイッチがうまく切り替わらないことが増えているんです。
📱 理由①:ブルーライトが「まだ昼間だよ」と脳を勘違いさせる
スマホやパソコンの画面から出るブルーライトは、太陽光に近い波長を持っています。そのため、夜に浴びると脳が「まだ昼間なんだ」と勘違いして、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられてしまうんです。
私も以前、ベッドの中でついついSNSを見てしまう習慣があったのですが、それをやめただけで寝つきが劇的に改善しました。
💼 理由②:日中の緊張・ストレスが解けていない
仕事でのプレッシャー、人間関係での気遣い、資格試験の勉強…。こうした「やらなきゃ」というストレスは、交感神経を刺激し続けます。
看護師時代、夜勤明けで帰宅しても「次のシフトまでに〇〇しなきゃ」と考えてしまい、全く眠れない日が何度もありました。体は疲れているのに、脳だけが興奮している状態だったんですね。
💭 理由③:考え事が脳を刺激し続けている
「今日の失敗、どうしよう…」
「明日のプレゼン、大丈夫かな」
こんな思考のループは、脳にとっては「問題解決しなきゃ!」という指令。結果、脳は働き続け、休むタイミングを失ってしまうんです。
🧠 脳科学メモ
脳は「未解決の問題」を抱えていると、無意識に解決しようとし続けます。これを心理学では「ツァイガルニク効果」と呼びます。だから、頭の中のモヤモヤを「外に出す」ことが重要なんです。
🌙 今夜から試せる!脳を「お休みモード」に切り替える3つの習慣
ここからは、私が実際に試して効果があった方法を中心にご紹介します。どれも難しくないので、できそうなものから試してみてくださいね。
✅ ①寝る1時間前には「情報断ち」をする
スマホ・パソコン・テレビは、できれば寝る1時間前にはオフにしましょう。
私は「21時以降はスマホを手の届きにくいところに置く」というルールを作っています。最初は「なんか落ち着かない…」と感じましたが、慣れると驚くほど頭がスッキリして、自然と眠気がやってくるようになりました。
💡 どうしても見たい場合は:
- 画面の明るさを最低限に下げる
- ブルーライトカットメガネを使う
- スマホの「ナイトモード」を活用する
✅ ②「書き出す」で思考を頭の外に出す
頭の中がぐるぐるしているときは、紙に書き出すのが本当におすすめです。
箇条書きでOK。「明日やること」「気になっていること」「今日のモヤモヤ」を書くだけで、脳は「もう覚えておかなくていいんだ」と安心して、リラックスモードに入りやすくなります。
私は枕元に小さなノートを置いていて、眠れないときはそこにメモしています。これだけで、不思議と心が軽くなるんですよね。
📝 実践例
- 明日やること:〇〇に連絡、資料作成
- 気になること:あの件、どうなった?
- 今日よかったこと:ランチが美味しかった
こんな感じで、思いつくままに書くだけでOKです!
✅ ③深呼吸で副交感神経を優位にする
自律神経を整えるのに、一番手軽で効果的なのが「深呼吸」です。
🌬️ おすすめの呼吸法:
- 4秒かけて、鼻からゆっくり息を吸う
- 8秒かけて、口からゆっくり息を吐く
- これを3〜5回繰り返す
ポイントは、「吐く時間を長くする」こと。これだけで副交感神経が優位になり、体が自然とリラックスモードに入ります。
布団の中でもできるので、「眠れないな…」と思ったときに、ぜひ試してみてください。
💤 完璧じゃなくていい。まずは「ひとつだけ」試してみて
ここまで読んで、「全部やらなきゃ!」と思う必要はありません。
むしろ、「〇〇しなきゃ」という思考こそが、脳を緊張させてしまうんです。
まずは、「今夜、スマホを少し早めに置いてみようかな」とか、「深呼吸を3回だけやってみようかな」くらいの、軽い気持ちで始めてみてください。
脳は、あなたが思っているよりずっと素直に反応してくれます。小さな変化でも、ちゃんと体は応えてくれますよ。
📌 今日のポイントまとめ
✅ 夜に頭が冴えるのは、脳が「興奮モード」から切り替わっていないから
✅ ブルーライト、緊張、考え事が脳を覚醒させ続けている
✅ 寝る1時間前の「情報断ち」で、脳に休む準備をさせる
✅ 書き出しや深呼吸で、副交感神経を優位にする
✅ 「無理に寝よう」としないことが、実は一番の近道
🌟 最後に
睡眠は、あなたの心と体を整えるための大切な時間。「眠れない自分」を責めるのではなく、「脳がまだ興奮してるんだな」と優しく受け止めてあげてください。
少しずつ、あなたのペースで整えていけば大丈夫です。今夜がほんの少しでも、穏やかな夜になりますように🌙










ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません